雷で屋根だけでなくキッチンのリノベーションをするケースがある
雷による被害を受けて屋根の修繕が必要になるケースがあるのはイメージできる人もいるでしょう。しかし、キッチンのリノベーションが必要になることもあるのを知っているでしょうか。
雷が屋根に落ちると破損したり、燃えたりするリスクがあります。
破損の程度がひどいと簡単な修繕では対応できず、全面的にふき替えをするリノベーションをすることも少なくはありません。
落雷によって家屋が炎上するケースもないわけではありませんが、大抵は屋根が破損する程度で済み、屋根のリノベーションをすればまた安心して生活できる住まいになります。
雷によってキッチンのリノベーションが必要になるケースがあるのは漏電が起こり得るからです。自宅に直接雷が落ちるのではなく、近くの電線や電柱などに落雷があると電圧が一時的に高くなり、膨大な量の電流が流れる場合があります。
キッチンにはブレーカーが設置されていることが多く、ブレーカーがショートして発火するケースがあるのです。また、ブレーカーでコントロールが効かなかった場合には各コンセントでも過電圧になり、冷蔵庫や電子レンジ、電気ポットや電気ケトルなどのキッチン家電から発火することもあります。
キッチン家電はプラグを入れたままのことが多いので漏電による火事が起こりやすくなっています。
このような状況になるとキッチンの壁紙や床、天井などが焦げる可能性が高く、ひどい場合にはキッチンが燃えてしまうリスクがあります。
そうなれば、キッチン台や壁に取り付けられているコンセントは壊れてしまい修繕しなければならないでしょう。各所を修繕して対応することもできますが、被害が大きい場合にはキッチンをリノベーションして一新した方が良いという判断になることもあります。
キッチン台も床や壁も焦げてしまったようなときにはキッチンをデザインし直して、より使いやすい設計にする方が良いと考えることが少なくないからです。雷による被害はこのように屋内にまで入ってくることがあるので注意しなければなりません。