2021年にリフォームでもらえる助成金
リフォームに活用するための2021年に利用できる助成金や補助金の制度は、大きく分けて2つあります。1つ目は、国によって設けられている制度です。
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、国が提供する制度の中の一つで、一定の条件を満たすことで助成金を受け取ることができます。住宅の設備の機能性や防災性の向上を目的としたリフォーム、三世帯での同居や子育てしやすい環境づくりのためのリフォームなどに対して適用される制度です。
工事後は、劣化への対策や耐震性・省エネルギーへの対策などが、定められている性能の基準を満たしている必要があります。
助成金は対象の費用の3分の1となっていますが、リフォーム後の住宅の性能に応じて100万円から250万円までという限度額が設定されています。
なお、子育て世帯がリフォームする場合や、住宅を購入してから1年以内のリフォームの場合は、助成金の限度額は150万円から300万円までです。
また「長期優良住宅化リフォーム推進事業」を利用するための申請を行うのは、リフォームの施工業者と指定されています。
制度を利用するためには定められた複数の条件を満たす必要がありますが、得られる助成金の金額は大きいのが特徴です。
2つ目は、それぞれの都道府県などの自治体で設けられている制度です。自治体によって様々な制度がありますが、中には国の制度との併用が可能なものもあります。
例えば、東京都の八王子市では「八王子市居住環境整備補助金制度」が設けられています。市によって定められている要件を満たした、市に登録されている施工業者によるリフォームに対して費用の一部が補助されます。
住宅をバリアフリーにするためのリフォームや、台風への対策を目的としたリフォーム、ワークスペースを設置するためのリフォームなどが対象となっています。
工事の内容によって補助率や上限額が定められており、バリアフリー化の工事の場合、補助率は20%以内、上限額は20万円以内とされています。
また、屋根や床など、住宅の長寿命化を目的とした工事の場合、補助率は20%以内、上限額は5万円です。